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「JA阿蘇ブランド推進協議会」設立 JA阿蘇

2026.03.24
代表あいさつをする原山組合長と関係者

 JA阿蘇は23日、地域農畜産物の価値向上と販路拡大を目的に「JA阿蘇ブランド推進協議会」を設立した。生産者や流通・販売を担う会員事業者(米穀事業者・青果物卸業者)など関係機関が一体となり「阿蘇ブランド」の確立・浸透を目指す新たな体制を整えた。最高顧問に原山寅雄組合長が就任した。

 阿蘇地域には、世界最大級のカルデラと広大な草原があり、世界農業遺産(GIAHS)にも認定された国内有数の農業地帯。豊かな自然環境と共生しながら、多様で高品質な農畜産物を生産し、消費者へ届けてきた。

 しかし近年、生産コストや燃料費の高騰、担い手不足、消費ニーズの多様化などで農業を取り巻く環境は一層厳しさを増している。こうした課題を乗り越え、持続可能な農業を実現するためには「良いものを作る」だけでなく、差別化された価値の創出と発信力を備えたブランド戦略が不可欠とされている。

 協議会は「作る・支える・届ける」の各段階が連携し、統一コンセプトの策定やプライベート阿蘇ブランド認定基準の策定を進める。阿蘇の風土や歴史、技術を生かした付加価値の高い商品作りに取り組み、市場での優位性確保を目指す。デジタルマーケティングや販促イベントを通じた効果的なプロモーションを展開し、県内外での認知度向上を目指す他、首都圏や海外市場への販路開拓にも積極的に取り組む。品質管理体制の強化や、観光・商工・行政と連携した地域全体の魅力発信を進め「阿蘇」ブランドのイメージ向上につなげる。

 原山組合長は「生産者が誇りと自信を持って農業に取り組める環境を整え、次世代の担い手確保にもつなげていく。地域全体でブランドを育て、持続可能な阿蘇農業の実現を図りたい」と述べた。

 設立を機に、生産者所得の向上や担い手の確保・育成を図り、阿蘇農業の持続的発展と地域活性化につなげる考えだ。