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営農指導員合同現地研修会 JAやつしろ

2025.12.11
現地研修会の圃場巡回でキャベツの説明する担当者

 JAやつしろは11月下旬、営農指導員合同現地研修会を開いた。管内の各作物の生育状況や集・選果体制について、担当の枠を越えて現状を共有。八代地域の農業振興に繋げるのが狙いだ。

 熊本県農業・普及振興課やJAの参事、営農・販売担当部課長、営農指導員ら41人が参加した。

 営農部の杉谷武徳部長が、農産物の販売状況を報告。その後、管内のトマト、ミニトマト、キャベツ、イチゴの圃場(ほじょう)を巡回。営農指導員と県普及指導員が、生育状況や安定生産に向けた取り組みを説明した。

 管内は8月11日の記録的な豪雨で定植前の圃場や苗が冠水。甚大な被害が発生し、生産者は復旧作業に追われた。さらに記録的な高温が秋まで続き、農産物の管理は厳しさを増している。

 山本久生参事(経済担当)は「夏場の高温対策に加え、予期せぬ気象災害もあった。復旧・復興のため、生産者に寄り添った営農指導が求められている。培った経験に加えて情報を共有し、効果的な営農指導で生産者の安定的な出荷につなげてほしい」と話した。