
8月の豪雨で大きな被害を受けたJAあまくさ統合みかん選果場は11月28日、予定通り「デコポン」の初選果を行った。選果場は豪雨による50センチの冠水で、デコポン選果機とミカン選果機が使用不能となったが、選果機メーカーの技術者を全国から招集し、懸命な復旧作業により、被災から約3カ月で復旧できた。
加温デコポン2トンを選果。従業員らの顔には、安心した表情が見られた。2025年度は販売数量1400トンを計画。デコポンは1日の解禁日から全国の市場へ出荷された。
柴田盛孝場長は「関係者の尽力で、通常通りの選果ができるまで回復した。生産者の所得向上のためにも、質の高いデコポンを高単価で販売できるように、従業員一同頑張りたい」と意気込みを見せた。

