
JAたまな管内で、冬春ナスの出荷が本格化している。来年4月~6月にピークを迎えて、7月上旬まで続く。関東や関西方面など、全国各地へ出荷する計画だ。
冬春ナス専門部では、部会員52人が17.6ヘクタールで「PC筑陽」を中心に栽培している。2025年産は8月の豪雨の影響により一部圃場(ほじょう)で冠水などの被害があったが、現在の生育は順調だ。
「PC筑陽」はへたにとげがほとんどなく、収穫時の作業効率が上がり、他の果皮に傷がつきにくく、秀品率も高い。果皮は軟らかく炒め物や揚げ物に適している。
JA北部集荷センターでは、生産者が持ち込んだ冬春ナスを選果機で大きさごとに選別し、箱詰めしている。指導販売担当者は「関係市場と産地情報を共有しながら有利販売に努めていきたい」と話した。

