
JA熊本うき管内で11月中旬、2025年産イチゴの出荷が始まった。出荷に合わせJAは、イチゴ集出荷貯蔵施設(熊本市南区城南町)を稼働。管内生産分を集め一元出荷する。品質維持へ、超音波加湿器やユニットクーラー、断熱パネルなどを備える。消費地までのコールドチェーン(低温流通)輸送に対応する。
11月25日、イチゴ300パック(1パック250グラム)を出荷した。12月中旬から出荷量が増え始め、年末から年明けにピークを見込んでいる。26年6月までに総出荷量348トンを目指す。
管内では42戸が8・7ヘクタールでイチゴを作付けする。プライベートブランド「恋のぞみ(品種・恋みのり)」を統一出荷する。8月の大雨で一部に被害が出たが、生産者の努力で順調に定植が進んだ。
JA園芸三課の米田真希課長代理は「品質管理を徹底し、高品質なイチゴの出荷に努める。宇城のおいしいイチゴをぜひ食べてほしい」と話した。
今後はパック詰めなどを行う「イチゴパッケージセンター」と連携し、宇城産イチゴの安定供給に努める。

