ＪＡやつしろ郡築女性部と青壮年部は１１日、郡築小学校の３・４年生と「おにぎりパーティー」を開いた。おにぎりには青壮年部員と児童が田植えと収穫をした新米を使用。児童たちは一生懸命おにぎりを作り、終始笑顔で楽しんだ。

　女性部員は部員考案のトマトやキャベツなどを使用した「しおかぜスープ」や唐揚げ、手作りのドレッシングを使用したサラダなどを振る舞った。青壮年部員による手作りの「お米の紙芝居」も披露され、児童らは食べ物の大切さについて真剣に耳を傾けていた。

　同女性部の喜多川容紫子部長は「地元野菜をたくさん使った。特に、しおかぜスープは１０年以上この地域で受け継いできた味。これからも食育活動を通じてこの味を次の世代へつなげたい」と話した。

　同青壮年部の吉田拓矢部長は「女性部の協力で、参加者全員楽しく活動できた。苦労して作ったお米を子どもたちに味わってもらえてうれしい。これからも食育活動で地域を盛り上げたい」と話した。

　米が育った畑では新たにキャベツの苗を植え青壮年部が育てて、２月に収穫を行う。