ＪＡやつしろは１０月下旬、八代市のくまモンポート八代で「ＪＡやつしろ合併３０周年記念イベント」を開いた。「みなと八代フェスティバル」と同時開催となり、会場は多くの来場客でにぎわった。会場では、特産のトマトやブロッコリーなどの露地野菜、トマト加工品の販売が行われ、いずれも完売となった。

　この他、ドライブシュミレーター体験やＪＡ共済ウェブマイページ登録、少額投資非課税制度（ＮＩＳＡ）、個人型確定拠出年金（ｉＤｅＣｏ）に関するアンケートも実施。７０周年を迎えた八代漁業協同組合のおにぎり＆あさり汁セットも完売となるなど、地域の魅力が発信された。ステージイベントでは、熊本のお笑い芸人のもっこすファイヤーが司会を務め、ＪＡ女性部による踊りや歌、ヤッチロンヒーローズによるヒーローショーは特に盛り上がりを見せた。さらに、八代管内の高校生による吹奏楽・軽音楽部・太鼓部による演奏も披露され、会場は終始活気に包まれた。

　同フェスティバルは、八代市や商工会、同ＪＡなど１２の団体で実行委員会を組織し、毎年１万人以上の来場者でにぎわう。イベントではＳｅａ級グルメコンテスト、海上保安庁の大型巡視船の一般公開、自衛隊装備品やパトカーなどの展示なども行われ、子ども連れも多くにぎやかな歓声が聞かれた。

　ＪＡ総務部企画総務課の益田耕平さんは「３０周年という節目に、農産物だけでなく、ＪＡの商品や女性部の良さもＰＲできた。今後も地域一体となり八代を盛り上げたい」と話した。