
菊池地域でカスミソウの出荷本番を迎えた。JA菊池花卉(かき)部会は、出荷査定会と現地検討会を開き花の状況を確認している。出荷前には厳しい検査を行い、高品質・安定出荷で選ばれるカスミソウに向けて部会員の意識を統一する。カスミソウは、部会員64戸のうち39戸が「アルタイル」を中心に「べールスター」など6品種を栽培する。
ボリュームがあり、日持ちも品質も良いと市場でも評価が高い。担当者が最盛期に向けての出荷基準や栽培環境、市況について説明した。
カスミソウ専門委員会の坂本悠三委員長は「猛暑など天候不順で栽培管理に苦労がある。年末年始の需要期に向けてしっかり管理していきたい」と話す。
JA指導担当の冨田惇志さんは「近年、気候変動で開花が早まっている。ヨトウムシの発生も増えている。日持ち検査もしながら、出荷調整や選別基準の見極めをしっかりしていきたい」と話した。
11月22日の「いい夫婦の日」から、出荷ピークを迎える12月、年末年始への需要期に期待がかかる。

