
JA熊本市、JA鹿本植木地区支部、JA熊本うき下北支部の青壮年部は10月上旬、熊本市の大西一史市長に、農政課題に関する要請をした。農業分野を基軸に、活発に意見を交わした。
JA熊本市青壮年部の宮田和典部長や、JA鹿本青年部植木地区支部の米田謙一支部長、JA熊本うき青壮年部下北支部の福原護支部長ら青壮年部員8人が市役所を訪れた。
要請書では①今年8月の大雨で被害を受けたことによる農地や用排水路の水害対策②異常気象対策や農業者の労働環境改善に向けた支援③農業課題に対する消費者への理解醸成に向けた取り組み―――など、農業経営基盤の確立・強化に向けて一層の支援を求めた
大西市長は「熊本農業の発展に向けて、生産現場の意見にしっかりと耳を傾けたい」と述べた。
宮田部長は「生産コストの増加が販売価格に反映されないことに加え、異常気象で営農継続に危機的な状況が続いている。多くの生産者が安定した持続可能な営農ができるよう、自治体やJAと力を合わせ課題解決に取り組みたい」と話した。

