
熊本市西区河内町のJA熊本市柑橘(かんきつ)選果施設は、ミカンの出荷シーズンに合わせて県、市の担当者による協力の下、市内の小学3年生の施設見学の受け入れを行っている。食育活動の一環として、農業やミカンについて知ってもらうことが目的。今年は10~11月末まで、70校約5600人が見学する予定だ。
2日は、熊本市立白山小学校の121人が施設を見学した。担当職員が施設を案内しながらミカンが集荷されてから出荷されるまでの流れなどを説明。児童はレーンを流れるミカンが、人口知能(AI)搭載の選別機械や糖度・酸度を調べる内部センサーを通る様子を見学した。
同選果施設では、露地ミカン、中晩かんなど年間約2万トンを選果している。
担当した職員は「今日学んだことを思い出しながら、ミカンをたくさん食べてほしい」と話した。