
県統一ブランドの極早生ミカン「肥のあかり」の選果が9月中旬、宇城市三角町のJA熊本うき柑橘(かんきつ)選果場で始まった。初売りに向け、約40トンを選果。「肥のあかり」の出荷は9月末まで。出荷数量400トンを計画する。
「肥のあかり」は、果実の着色や収穫の時期が早い極早生系の品種。2025年産は果実肥大が良く、食味も良好で出荷を迎えた。
9月中旬、「肥のあかり」を皮切りに始まる25年産かんきつのロングリレー出荷に向けた出発式があった。部会役員や運送業者、資材業者、JA関係者ら約80人が出席した。
髙濱義孝部会長は「シーズンが終了時に笑顔でいられるよう、最後まで手を抜かずに生産に励む。『チーム宇城』として、生産者、選果作業員、JA関係者で協力して頑張りたい」と話した。
25年産かんきつは10月末まで極早生、11月から早生、12月から「デコポン」と、26年5月末まで品質重視の出荷が続く。総出荷量6290トン、販売金額約22億1000万円を計画する。