
JA阿蘇中部管内では、8月に不要となった農業用廃棄資材の回収を阿蘇市の中部野菜センター施設敷地内で行った。
今回は、4日間で延べ500件程度の農家が農PO・畜産ラップ・かん水チューブ・肥料袋・田植え箱など要分別が行われ、約60トンが持ち込まれた。
農業用廃プラスチックは産業用廃棄物となっており、これらを野焼きなどの焼却や不法投棄することは法律で禁止されており、適正な処分が求められている。
同JAでは、農業用廃プラスチックを焼却処分や不法投棄しないよう一斉処理日を決め、組合員に周知や各購買店舗にポスターの張り出しをするなどして呼びかけている。
JA職員も、持ち込まれた資材の計量・荷降ろしや分別作業を行った。
収集を行った廃棄物類は委託業者により再生処理加工し、大部分は生活用品などへ再利用される。
持ち込みをした農家は「資材高騰により新規購入が厳しい状況。なるべく資材の使い回しをしなければならない」と話した。
また、回収を担当した職員は「この活動を通して生産者が安全・安心な農業を継続できるよう環境に優しい農業を進めたい」と語った。
中部管内の次回収集は2月中旬を予定している。