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吉野梨「幸水」出荷開始 JAやつしろ

2025.08.15
吉野梨「幸水」の選果作業

 JAやつしろ吉野果実選果場で7月下旬、「幸水」梨の出荷が始まった。同JA吉野梨部会は76ヘクタールの栽培面積で9月下旬まで100万玉の出荷を計画。「幸水」から始まり「豊水」「秋麗」「あきづき」「新高」の順に九州や関東、関西、中国、四国の市場を中心に全国各地へ出荷する。

 「吉野梨」は、現在の八代郡氷川町で栽培が始まり、121年目を迎えた歴史ある産地。JAやつしろ吉野梨部会の岩本栄治部会長は「昨年は、例年の出荷の半分ほどしかなく、苦労した。今年は例年通りの出荷量で、品質も良く順調に出荷ができている。おいしい梨を消費地へ送りたい」と話した。

 同JA野菜・果樹・特産課の坂本浩職員は「今年から選果作業員の熱中症対策で、エアコンやスポットクーラーなどの冷房設備を入れた。作業環境の改善と、出荷時の品質向上につながることを期待している」と話した。