
JAくま管内で7月上旬、トンネル栽培の梨「幸水」が出荷を迎えた。
初日、中球磨選果場に5.4トンが持ち込まれた。2L中心で1080ケース(1ケース5キロ)を東京・岐阜に出荷した。
2025年産の生産者は65戸。「幸水」「豊水」「秋麗」を中心に栽培する。7月下旬~8月上旬に出荷最盛期を迎える。
出荷は10月まで。計約500トンを見込む。生育は昨年より開花が約4日遅れ、着果は平年並みとなった。開花後の天候は良く気温も高かったため、果実の初期肥大は良好だ。
営農指導担当者は「霜害や病害虫もなく、品質や糖度も問題ない仕上がりだ」と話す。
7月中旬に目ならし会と出荷販売対策会議を開いた。出荷規格や収穫時の留意点、市場からの情勢報告などを確認。防除の徹底、品質向上を目指す。