熊本の農畜産物

夏秋キュウリ出荷最盛期 JA阿蘇

2025.07.16
キュウリの選果

 JA阿蘇中部キュウリ部会で、2025年産夏秋物の出荷最盛期を迎えた。8戸が約1.3ヘクタールで栽培。販売数量160トン(前年比97%)、販売金額5000万円(同比109%)を計画する。県内や福岡、鹿児島など九州を中心に出荷している。

 25年産は定植後の活着も良く、新葉の展開も順調。梅雨明け後、しおれや芯焼けが散見されたが、現在は病害虫も少なく順調な出荷が続く。主に節成性が高く、分枝性も良い「ニーナZ」や「スック」を栽培する。

 高温対策として遮光資材の試験、調査を行い、安定した出荷、品質維持に取り組む。

 JAの中部野菜センターでは、各生産農家が多い日は約100ケース(1ケース15キロ)を持ち込む。

 担当指導員は「農家所得増加のため現地検討会や巡回を通し、収量の増大と品質向上に取り組む」と話した。