熊本の農畜産物

夏秋ミニトマト出荷最盛期 JA阿蘇

2025.07.11
ミニトマトの選果

 JA阿蘇中部ミニトマト部会は、2025年産夏秋物の出荷最盛期を迎えた。高冷地栽培の強みを生かし、販売数量195トン(前年比114%)、販売金額1億3000万円(同103%)を計画する。九州を中心に11月まで出荷する。

 部会では24戸が約3.5ヘクタールで栽培。主に食味が良く酸味と甘味のバランスが取れた「サンチェリーピュア」「みわた」を出荷する。

 25年産は低段の着果が良好で、6月上旬の初出荷以降、順調に出荷が進む。昨年から出荷時の着色基準を変更し、出荷ロス減少に取り組む。

 JA中部野菜センターでは、多い日は農家から約250ケース(1ケース=15キロ)が持ち込まれて、選果選別作業に忙しい。

 指導担当の田部滉大さんは「気温上昇に伴う病虫害を抑制するため、徹底したローテーション防除の指導に取り組む」と話した。