
JA熊本うき管内の宇城市三角町で、マンゴーの出荷が本格化している。総出荷量は1万2000玉(約5トン)、販売金額は1200万円を目指す。
6月中旬の最盛期には、日量約800玉以上の出荷を見込む。2025年産は5月下旬から収穫が始まった。
昨秋ごろまでの高温で開花が遅れ、生育期の冷え込みも重なり、例年より遅い出荷となったが、色づき良く高い糖度に仕上がった。
県内での栽培は珍しく、温暖な同町の気候を生かして栽培されるマンゴーは十分な糖度を持ち、市場からの評価も高い。
JAマンゴー部会では生産者4戸が40アールで栽培。JAかんきつ選果場では、糖度や熟度、外観などを1玉ずつ確認し、丁寧に箱詰めする。週3回の選果で関東や東北、地元直売所を中心に出荷。宇城市道の駅直売所「サンサンうきっ子宇城彩館」でも販売している。
営農指導部果樹特産課の片岡智晴さんは「高品質な果実を出荷できている。宇城産マンゴーのおいしさをぜひ味わってほしい」と話した。