
JA菊池にんにく部会は10日、乾燥ニンニクの出荷本番を前に目ならし会を開き、出荷規格や出荷日の確認を行った。県内や愛知の市場、契約する加工業者へ9月上旬までに14トンの出荷を見込む。部会は菊池市を中心に16戸で、栽培面積は20ヘクタール。取引先からは、辛みが強く味も良いと好評を得ている。
畜産が盛んな旭志地域では耕畜連携の取り組みが盛ん。圃場(ほじょう)に良質な堆肥を投入することで、大粒で味も濃く品質の良いニンニクが育っている。収穫は5、6月。5月下旬から6月上旬まで生ニンニクとして出荷。残りは乾燥ニンニクとして出荷する。JAに設置する乾燥機、冷凍保冷庫の活用で品質を保ち7月から8月上旬に出荷最盛期となる。
にんにく部会の水上信彦部会長は「昨年は天候不順に悩まされ小ぶり傾向で収量も少なかったが、今年は大きさもまずまずで品質も良好」と笑顔を見せた。
JA担当の吉良優輝さんは「品質良好で収量もある。昨年は苦戦したが今年はしっかり販売したい」と話した。