
JA熊本うきメロン部会7日、宇城市道の駅直売所「サンサンうきっ子宇城彩館」で「レノン」メロンの試食販売会を開いた。地元直売所での「レノン」販売は初めてで、販売開始から1時間半で完売した。
販売に合わせ、約800人分の試食を用意。生産者自らが店頭に立ち、来店客に試食を呼びかけ、多くの来店客が「甘くておいしい」と次々と口に運んだ。
2018年より管内で導入が進む「レノン」は今期21戸(前年比105%)の生産者が8・6ヘクタール(同137%)に作付け。これまでは主に関東・関西の市場に出荷されていたが、管内での栽培面積の拡大とともに、地元にも販路を広げる。
25年度産は冬場の冷え込みがあったものの、日照時間に恵まれたため、玉太りが良く糖度も良好だ。出荷は6月中旬まで続き、4万ケース(1ケース5キロ)の出荷を見込む。稲葉勇児部会長は「冬場の寒さに苦労したが、天候の回復と生産者の努力により高品質なメロンを出荷することができた。今後の地元販売に向け、消費者にレノンの良さをPRしていきたい」と話した。
「レノン」は25年産の秋冬作から本格的に直売所への出荷が始まる。