
JA阿蘇管内で6月上旬、大麦「はるしずく」収穫が本格化した。阿蘇市大麦生産部会は324ヘクタール(前年比92%)で栽培。「はるしずく」は阿蘇の高冷地に適する。総出荷量810トン(同比188%)、販売金額1620万円(同比235%)を目指す。
2024年産は出穂期前後の天候不順で網斑病の発生や日照不足で、大幅減収となった。25年産は生育に遅れが見られたが、収量・品質ともに良好だ。
6月上旬、部会の田中晨星さん(27)は約1.8ヘクタールを収穫した。他にも主食米3ヘクタールと発酵粗飼料(WCS)7ヘクタールを管理する。期待の若手農業者だ。
田中さんは「雨の影響も少なく、昨年以上の品質・収量で安心している」と話した。