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梅「玉英」「鶯宿」出荷スタート JA熊本市

2025.06.15
梅を選果する作業員

 JA熊本市芳野選果場で5月下旬、梅「玉英」「鶯宿」の出荷が始まった。初出荷日は「玉英」「鶯宿」計約1トンを荷受けし、広島、鳥取、熊本に出荷した。6月上旬まで出荷が続き、JA梅部会の主力品種「南高」に切り替わる。

 3月下旬の寒さや降雪で、昨年より1週間ほど遅い選果開始となった。4月上旬のひょう害が心配されたが、果実肥大は良好。高品質な梅に仕上がった。

 部会では19人が約6ヘクタールで栽培。高品質な梅を消費者に届けるため、果実に傷が付かないよう、丁寧に手作業で収穫・選別する。

 販売担当の髙木太郎さん(34)は「3、4月の冷え込みやひょう害で昨年同様、全国的に梅が不作傾向だ。店舗で見る機会も少なくなると思うが、梅酒や梅ジュース、つけ梅などを作り、季節の移り変わりや旬を感じてほしい」と話した。