
JAくま管内で5月、初夏の訪れを感じるハウス桃の出荷が順調に進んだ。集荷場所となっているJA錦果樹選果場には、箱詰めされたハウス栽培の「ちよひめ」が持ち込まれ、選果作業が行われた。
同選果場に5月下旬、4~6玉入り化粧箱約110箱、2玉、4玉入りパックの段ボール箱約100箱が持ち込まれた。形状や着色、箱詰め時の玉沈みの具合を確認した。
出荷先は九州中心に関東へも始まった。管内はハウスの他、トンネル、露地栽培の作型で生産。今後は6月上旬からトンネル、露地へとリレーする。
担当者は「開花後の朝晩の冷え込みで初期肥大は、平年よりばらつきが見られ小玉傾向だが、品質は良好。着色もよく仕上がっている。収穫量は問題なく、昨年以上の出荷量も期待できる」と話す。
JAモモ専門部会は部会員35戸、栽培面積約20ヘクタール。品種は「日川白鳳」「ちよひめ」「はなよめ」が中心。
6月上旬から桃のパックセンターを稼働。下旬に販売促進会を開き、安定出荷を目指す。今シーズンの出荷は8月中旬まで、約38トンを計画している。