
県内で生産量が最も多い菊陽町で、スイートコーンが出荷本番を迎えた。JA菊池菊陽スイートコーン部会は3日、JA集荷所で出荷査定会を開き、出荷規格を確認した。品種は「ゴールドラッシュ」「ドルチェドリーム」。14戸が16ヘクタールを栽培する。6月中旬に出荷最盛期となり、出荷は7月中旬まで。
部会が力を入れる「ゴールドラッシュ」は発芽が良く低温に強い。収穫までの期間が短く、質のよい甘さが特徴。一番果だけを出荷し、サイズ大きめで、粒の皮も柔らかく市場でも人気だ。
矢野圭介部会長は「今年は菊陽町全域で早まきの発芽が悪く心配した。種まき後の冷え込みもあり、例年より1週間ほど出荷が遅れた。査定会で品質が良好で糖度の乗りも良いことを確認した。ゴールドラッシュのプチプチとした食感とジューシーな甘味を味わってほしい」と話した。
JA担当の村岡悠史さんは「収穫は糖度の乗った早朝に行う。各農家で手早く選別・箱詰めを行いJAで集荷。JA選果場の予冷庫で保存し、鮮度保持と素早い出荷で、よりおいしい状態で消費者に届くように心がけている」と話した。