
JAたまなは本年度、新たな広報戦略として地域住民向けにコミュニティ誌「KIRAMEKI」を発行した。管内の農産物やキャンペーン、お役立ち情報などを掲載し、農産物のファン獲得やJAの利用者増を目指す。
JAはこれまで広報誌や日本農業新聞、ホームページ、交流サイト(SNS)を活用し、JA内外に向けた情報発信に努めてきた。2024年度から玉名市出身で、SNSの総フォロワー数100万人を超えるランニングアドバイザーの三津家貴也さんを公式アンバサダーに任命し、産地をPRしてきた。
今回、発行するコミュニティ誌にも三津家さんを起用した。30~40代の子育て世代をターゲットに管内の市役所や病院、店舗などに設置。ライフアドバイザー(LA)の訪問ツールにも活用する。
発行に当たり各部署の職員から意見を募った。「知っ得情報」のコーナーでは金融や融資、共済などから消費者に役立つ情報を掲載する。誌面はA4の中折り4ページ。表紙に管内の農産物を使い、インパクトを与えるよう工夫。色も合わせて統一感を出した。読者からは「表紙が新鮮なトマトで目を引いた」などとの意見が寄せられた。
総務課の坂田慶介課長は「管内のおいしい農産物情報を地域の方々に広め、魅力の発信に努めたい」と語る。