
夏秋トマトの産地として知られるJA阿蘇管内で、2025年産の初出荷を迎えた。同JA中部トマト部会では、143戸が約39ヘクタールに作付け。九州管内や関東・関西の市場を中心に11月まで出荷する。
高温下での着果性に優れ、肉質が良く、こくのある「りんか409」を出荷。同部会は高冷地栽培の強みを生かした生産を行い、販売数量4800トン(前年比104%)、販売金額19億2000万円(同比105%)を計画する。
出荷ピークは6月下旬から7月上旬。日量80トンが同JAの中部野菜センターに持ち込まれる予定だ。販売担当の倉岡拓郎職員は「昨年より4日早い出荷開始となった。品質を保ち、有利販売につなげたい」と話す。