
JA熊本うき東営農センター管内で5月中旬、2025年産ハウス桃の出荷がスタートした。初日は同センターで56ケース(2玉10パック入り中心)を出荷。今年度産は生育期に気温があまり上がらず生育にやや遅れが見られたが、果実の着色も良く高糖度な仕上がり。6月中旬まで中・四国、九州地方を中心に「ちよひめ」「はなよめ」「さくひめ」「日川白鳳」のリレー出荷が続く。
5月下旬には、同センターで出荷説明会と目ならし会を開いた。生産者5人が参加し、大きさや色づきなど出荷規格を確認。基準を共有し、意識を高め、スムーズな出荷と販売につなげる。
JA下東ハウス桃部会では、5戸の生産者が約50アールで栽培。持ち込まれた桃はJAの担当職員が全箱検査し、品質と鮮度の維持を図るために一晩冷温施設で予冷して出荷する。
同部会の小田直之部会長は「例年よりもやや遅い出荷となったが、果実内容の良いハウス桃を出荷できている。目ならし会で基準をしっかり確認し、高品質なハウス桃の出荷に努めたい」と話した。