熊本の農畜産物

春メロン出荷ピーク JA熊本市

2025.06.03
メロンを選果する選果員

 JA熊本市野菜選果施設で春メロンの出荷がピークを迎えた。5月中旬、「クインシー」25トン、「タカミ」15トン、「肥後グリーン」7トンを関東中心に全国へ出荷した。6月中旬まで総出荷量1251トン、販売金額7億円を目指す。

 JAメロン部会は100戸が春メロンを42ヘクタールで栽培。収穫果を荷受けし、作業員らが傷の有無や網目の張り具合を確認。目視に加え、光センサーで糖度を検査し、等級や大きさごとに分けて箱詰めをする。

 2025年産は一部で曇天、低温により着果不良、小玉化や劣果が見られた。だが、天候には恵まれ生育は順調。玉肥大良く、内容は良いメロンとなっている。今後の高温・乾燥、天候不良で影響が出る恐れがあるため、生育を注視する。

 営農指導員は「味、品質ともに申し分ない。定期的な指導巡回に努め、終了まで高品質なメロンを消費者に届けたい」と話した。