
JA鹿本南部選果場(熊本市北区)で5月中旬、ハウス桃「さくひめ」の出荷が始まった。関東や中国・四国の市場へ、総出荷量は約10トンを見込む。
初日は、生産者が持ち込んだ桃約200パック(1パック300グラム2玉入り)を職員が検査、出荷した。JAモモ部会は、3戸が1.2ヘクタールで栽培。2025年産は春先に曇天もあったが、果実内容は良く高品質だ。部会の松永祐太朗さん(38歳)は「今年もおいしい桃ができた。ぜひ多くの方に食べてもらいたい」と話す。
5月下旬~6月上旬をピークに、8月中旬まで続く予定。今後「ちよひめ」や「はなよめ」「日川白鳳」「赤宝」「あかつき」「長沢白鳳」「川中島白桃」が続く。
部会はこの日、出荷説明会と目ならし会を同選果場で開いた。部会員、JA関係者ら約10人が出席。大きさや色づきなどの規格を確認した。営農指導課の藤森拓郎さんは「気温上昇と共に痛みが発生しやすくなる」と、適期収穫を呼びかけた。