
県内一の出荷量を誇るJA菊池管内の春ニンジンが出荷本番を迎えた。主な品種は「愛紅」「紅うらら」「翔彩」「TCH-711」。出荷先は県内や広島が多い。6月中旬まで日量30トンの出荷を見込む。
JA人参部会の上田晃太部会長は「3月の冷え込みで生育が心配されたが、適度な雨と寒暖差で甘みが増し、良いものができている」と、父・忠昭さん(79)と収穫を進める。
JAの島田雄太さんは「やや小ぶり傾向だが品質は良好。適期収穫を呼びかけていく」と話した。
部会は菊陽町、大津町の34戸、64ヘクタールからなる。日持ちのいいニンジンを市場の要望や用途に合わせて出荷する。サラダやジュースにも最適と、管内の農産物市場でも人気だ。