
JA菊池北営農センターで、主力の宿根カスミソウが「母の日」を前に出荷ピークを迎えた。品種は「アルタイル」「ベールスター」など。部会員が交代で目ならしをしながら箱詰め前に厳しく検査する。ボリュームがあり、品質も良好と市場で評判だ。6月まで関東を中心に全国へ出荷され、今シーズンは376万本を見込む。
JA花卉(かき)部会は日持ち試験を定期的に行い、鮮度と日持ちの良い栽培に力を入れる。出荷時に部会員考案の水槽を同センターに設置。早朝に集荷した宿根カスミソウを水槽に立てて検査を待つ。厳しい検査の後、箱詰めする。
同部会カスミソウ専門委員長の坂本悠三さんは「出荷最盛期を前に昼夜の寒暖差があり、品質は良好。白さが際立つ花を飾って楽しんでほしい」と話す。
JA花担当の冨田惇志さんは「カスミソウの花言葉は“感謝”。普段花を買う機会がない人も、『母の日』には花を贈って思いを伝えてほしい」と話した。