ＪＡ熊本市は４月上旬、２０２５年度入組の職員を対象に現場研修を開いた。新入職員１２人は熊本市南区会富町の野菜選果施設で野菜の選果作業を体験。農業への理解を深め、ＪＡ職員としての自覚を高めることを目的に毎年行っている。

　職員は朝からナスの箱詰め、トマトのパック詰めの２班に分かれ、選果基準や野菜が荷受けされてから出荷されるまでの流れを学んだ。

　研修を受けた職員は「１日に選果される野菜の量に驚いた。消費者の元に届くまでの流れを知ることができてよかった」と話した。

　人事課の前田茂尚課長は「ＪＡの新入職員として、実際に青果物に触れる経験をしてほしいと思い企画した。今後は、本日の貴重な経験を通して、生産者の事を一番に考えながら、業務に励んでほしい」と話した。