熊本の農畜産物

メロン「レノン」出荷開始 JA熊本うき

2024.04.25
「レノン」を収穫する稲葉部会長

 JA熊本うき管内で、14日からメロン「レノン」の出荷が始まった。今期は20戸(前年比153%)の生産者が6・3ヘクタール(同175%)で作付ける。出荷は6月初旬まで続き、3万5000ケース(1ケース5キロ)の出荷を見込む。

 「レノン」は管内で導入が進む品種で、耐病性に優れ草勢が強い特徴を持つ。接ぎ木栽培が不要で低温にも強いため、既存の品種と比べて栽培コストの低減にもつながっている。天候による着果のバラつきに課題も見られるが、ネットの発生も良いため、秀品率も高い。

 メロン専門部会の部会長を務め、自身もレノンを栽培する稲葉勇児さんは「天候に苦しんだ時期もあったが、無事に出荷を迎えることができた。課題を洗い出しながら、今後の栽培へとつなげたい」と話した。