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新規就農者のアスパラガス定植順調 JA菊池

2024.04.18
後藤指導員から定植後の注意点を聞く上田さん㊨

 JA菊池管内では新規就農者によるアスパラガスの定植が順調に進んでいる。4月末までに5人が定植した。収穫開始は来年の2025年2月からの予定だ。

 大津町で栽培を始めた上田俊博さん(34)は、農業をやりたいという思いが募り、昨年就農を決意。準備を重ねて、今年3月に祖父の水田18アールに3連棟ハウス2棟を建てた。定植を終えた上田さんは「期待と不安で胸がいっぱい。小まめな管理が大切なので気合を入れて頑張りたい」と汗を流し笑顔を見せた。

 JAアスパラガス担当の後藤真智指導員は「ハウス内の温度管理や換気が重要で、特に夏場は要注意。現地検討会や巡回を行い、来年の春芽収穫を楽しみにしたい」と話した。

 同部会は部会員51戸、栽培面積9・6ヘクタール。今年で部会発足30年を迎える中、若手生産者も増え、一層勢いを増す。JA菊池ブランドを周知するために、今年からオリジナルのぼりの作成や県内量販店での試食宣伝会に力を入れる。