ＪＡたまなは玉名産農畜産物のＰＲや地域農業の魅力を全国に発信することを目的に、公式アンバサダーとして玉名市出身の三津家貴也さんを起用する。県内ＪＡでは初めて。５日、就任式を本所で開いた。

　三津家さんは交流サイト（ＳＮＳ）で総フォロワー数約１００万人を誇る。主にランニングの情報発信で若年層を中心に幅広い世代に人気がある。ランニングアドバイザーやモデル、非常勤講師などで活躍する。祖父は元イチゴ農家で三津家さんも幼少期にイチゴのパック詰めを手伝うなど、農業への理解も深い。

　ＪＡは若い世代への関心を高めるため、ＳＮＳでのＰＲやコラボ商品の販売、ＪＡ主催のイベントへの参加などで協力してもらう。

　就任式で橋本明利会長が「農業を取り巻く環境は厳しい状況が続くが、時代の変化に対応し、新しいことに挑戦していく活動が重要だ。三津家さんには農畜産物の消費拡大や農業の魅力を発信してほしい」と述べ、記念品を贈った。久保英広組合長が認定証を手渡した。

　三津家さんは「小さいころから農業に関わりがある中で、今回の活動ができることをうれしく思う。玉名産農畜産物のおいしさや生産者の思いを全国に届けたい」と語った。