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花育交流 児童へ32年 アレンジで笑顔に JA菊池

2024.04.05

 

児童にアドバイスする三角さん

 JA菊池花卉(かき)部会の三角修さん(71)は13日、菊池市立菊之池小学校の1、2年生の99人にフラワーアレンジメントを教えた。三角さんが生産するカスミソウのほか、部会が生産するガーベラやスターチスなどを使い、児童らは個性豊かにフラワーアレンジを作った。

 

 農業を通して子どもたちと地域の関わりを深める「花育交流」と称し、32年続く。交流はカスミソウの収穫体験から始まった。子どもたちからは「三角のおじちゃん」と親しまれ、顔を見かけると「三角さんこんにちは」と元気な声が掛けられる。

 花やアレジメントの道具は三角さん自らが児童の人数分持参した。

 三角さんは「子どもたちが無邪気に花と触れ合ってくれるのが嬉しい。子どもたちの笑顔に会いたくて、この時間を大切にしている」と話し、「家庭でも花を楽しく生け、花と触れ合う機会を増やし癒されてほしい」とにこやかに児童らにアレンジを指導した。