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梨の花粉確保へ全力 切り枝から採花作業 JAやつしろ

2024.03.30
花を摘む関係者

 JAやつしろ吉野梨部会は、梨の切り枝の集荷、搬入管理を八代市のアグリシステム総合研究所の加温施設で行っている。今年産の花粉確保対策に、行政、熊本県果実連、JA関係者らが総力を挙げる。2月下旬から切り枝で開花し始め、連日採花の作業を行っている。

 部会では梨の火傷病の影響を受け、花粉の確保が急務となっていた。花粉採取用にJAくま果樹研究会梨専門部会から梨「新興」の切り枝の提供を受けた。管内の梨農家からの切り枝集荷も行ってきた。

 JA吉野梨部会の永田一成部会長は「梨花粉確保にあたり、JAくま果樹研究会梨専門部会や関係機関に感謝したい。花粉を大切に使って高品質な梨を栽培をしたい」と話した。

 氷川営農センターの後藤昇さんは「JAくまからの切り枝提供がなければ必要量の確保が難しかった。管内で花粉が不足する生産者へ花粉を渡していきたい」と話した。