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軽量・軽作業・耐暑性の甘長トウガラシ 定植始まる JAくま

2024.03.28
定植後の生育を確認する尾方さん㊨とJA担当者

 JAくまは14日からの2日間、管内4カ所で甘長トウガラシの栽培講習会を開いた。

 甘長トウガラシは軽量、軽作業で耐暑性が強く、比較的作りやすい品目。高齢者でも取り組みやすい作物として、同JAでは2012年産から推進作物として生産者に栽培を呼び掛けてきた。

 24年産は約40戸が約130アールの栽培を見込む。約9割が露地作で栽培しており、3月下旬から4月上旬にかけて定植が行われる。講習会では土壌病害対策や排水など定植初期の管理や出荷規格を説明した。

 10年以上前から栽培し、現在は約20アール栽培する多良木町の尾方隆博さん(75)は2月上旬に1回目の定植を行った。尾方さんは「定植から1カ月が経ち、今は温度管理に気をつけている。2L、Lサイズを多く作るのが目標」と意気込む。

 収穫はハウス栽培が5月上旬、露地栽培が6月中旬を見込んでいる。