ＪＡ熊本うきは５日、宇城市の本所で「つみたてセミナー」を開いた。各支所の窓口担当職員などが参加し、積立投資制度や商品について学んだ。ＪＡで取り扱う金融商品の理解を深めることで、利用者への円滑な推進につなげる。

　セミナーでは本所金融部職員や農林中央金庫職員が、資産形成の必要性や主要な制度について説明。ＧＰＩＦ（年金積立金管理運用独立行政法人）を例にした長期的な分散投資の重要性やｉＤｅＣｏ（個人型確定拠出年金）と新少額投資非課税制度（ＮＩＳＡ）の概要などについて、基本的な仕組みから詳しく解説した。

　１月から始まった新ＮＩＳＡ制度への注目度が高いことから、ＪＡが取り扱うファンドの特長について制度や個人、運用期間に合った商品選びについて理解を深めた。

　金融部の城長英一部長は「ＮＩＳＡを中心に資産形成への関心が急速に高まっている。職員同士で知識を共有し、ニーズにマッチした商品を案内できるように努めていきたい」と話した。