
JAれいほく女性部は2日、富岡湾(通称:曲崎海岸)において海岸清掃ボランティアを行った。苓北町の自然環境保護、また環境学習を目的としている。学生や保護者、地元企業、苓北町職員、JA職員、地元住民ら約120人が参加した。
海岸周辺に漂着したビニール袋やペットボトル、発泡スチロールなどのゴミを回収し、約1時間の作業で軽トラック3台分のゴミが集まった。
参加者は「風もあり寒くはあったけど、いい汗をかいた。いつまでも綺麗な海であって欲しい」と話した。
同部は苓北町の西海岸一帯、曲崎海岸、おっぱい岩周辺の清掃を年2回行っている。一人の部員の声から始まり、活動は2000年から続く。当初はプラスチックゴミのほか、ストーブの廃油缶、海苔の養殖資材や網など多くのゴミが集められた。
06年、清掃ボランティアが評価され、同部は「『みどりの日』自然環境功労者環境大臣表彰を受けた。これを機に、翌年に同町は環境省より漂着物収集の依頼を受け、同部が請け負うこととなった。
同部内では活動を通じてゴミを捨てない、豊かな海の生物を守るためにも海の環境保護に注意していかなければという意識が高まった。同部はSDGsの掲げる「海の豊かさを守ろう」を目指して活動を続ける。