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春の訪れ、ハウス桃の花咲く JA熊本うき

2024.03.13
摘花作業に励む髙田さん

 JA熊本うきの下東地区(美里町、宇城市豊野町)で、ハウス栽培の桃の花が見頃を迎えた。ハウス内では、薄ピンクの花々が広がり、春の香りを漂わせている。

 主な品種は「ちよひめ」「はなよめ」「日川白鳳(ひかわはくほう)」の3種。JAハウス桃部会の生産者5人が約50アールで栽培する。今冬は暖かい日が続き日照にも恵まれたため、例年よりやや早い開花となった。生産者は5月以降の収穫期に向けて管理作業に励む。

 美里町の15アールで栽培する髙田良一さん(75)のハウスは、地区の住民が集まり一足早い花見を開くなど、毎年にぎわいを見せる。

 妻・あや子さんは「摘花などの管理作業は大変だが、収穫が今から楽しみ。心を込めて栽培していきたい」と笑顔を見せた。