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アスパラガス出荷開始 新規就農者が初出荷の思いを語る JA阿蘇

2024.02.24
収穫作業を行う市来さん夫妻

 JA阿蘇は2月上旬、2024年度産アスパラガスの初出荷を始めた。出荷の本格化は3月中旬を予定する。JAアスパラ部会は、23年度産で出荷量778・7トン(前年度実績比107%)、販売高は約9億524万円(同比111%)と、過去最高の実績を達成した。24年度産は、10アール当たりの部会平均収量2・8トンの達成や販売金額10億円を目指す。

 阿蘇市の市来祐介さん(41)、悠子さん(38)夫妻は20日、就農1年目で初収穫を始めた。市来さん夫妻は脱サラ後、東京から阿蘇市へ移住。ベテラン農家を師匠とした研修を経て、念願のアスパラ農家となった。

 現在の栽培面積は17アールで、今後も面積拡大を図る。祐介さんは「栽培は奥が深く、自分の目標に向けた理想の品目だった」と就農への思いを語る。悠子さんは「収穫したときはドキドキワクワクが止まらなかった。これからも作業を頑張っていきたい」と笑顔で収穫を喜んだ。

 JAで販売を担当する橋本健太郎さんは「例年より10日程度出荷が早くなっているが、品質・食味ともに良好。各消費地にいち早く届けられるよう努力したい。」と述べた。