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食と農を次世代へ 女性部郷土料理でおもてなし JAあまくさ

2024.02.22
せんだご汁を作る女性部員

 JAあまくさ女性部は1月下旬、天草市で開かれた「ちゃぐりん感想文コンクール」表彰式で、児童や保護者ら43人に郷土料理を振る舞った。

 管内の女性部支部長ら10人が天草の郷土料理「タコめし」と「せんだご汁」を調理。「タコめし」は有明町の干しタコを戻し、ゴボウなどの野菜と煮込んだ具材をご飯に混ぜる。「せんだご汁」は天草町で採れたサツマイモ茹でて「だご」に練り込むのが特徴だ。

 試食会では女性部員が料理を紹介しながら、先人たちが工夫し守ってきた料理を受け継いでいく大切さを伝えた。試食した児童は「どれもとてもおいしかった。郷土料理をお母さんと作ってみたい」と話した。

 同部の吉田裕美子部長は「子どもたちが大人なった時、故郷の味として心に残ってくれたら嬉しい。食と農を繋ぐことは女性部の役割。これからも国消国産、食と農を基本として活動を続けたい」と話した。