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こっぱ餅出荷ピーク JA本渡五和

2024.02.07
カット用の枠に移されたこっぱ餅

 株式会社ほたるの里城河原(天草市)で、こっぱ餅の加工、出荷がピークを迎えた。

 JA直売所のグリーントップ本渡と天草とれたて市場などで販売。4月まで加工、出荷が続き計1万個を販売する予定だ。

 「こっぱ餅」はサツマイモを煮干して乾燥させた「こっぱ」ともち米、砂糖などを混ぜて作る天草地方の伝統的なおやつ。食べやすい大きさにカットして焼いて食べる。以前は一般家庭でも年末の餅つきと一緒に正月用のおやつとして作られていたが、現在は土産として販売される。

 同社は原料となるサツマイモ「べにはるか」を栽培し、苗植えから収穫、加工まで全てを作業して販売する。出荷するとすぐに完売するほどの人気。12月は3800個を製造、販売した。

 こっぱ餅の賞味期限は最長1カ月。製造の短期集中と販売地域の限定が課題だ。野口米仁社長は「包装の工夫などで賞味期限を延ばし、全国に流通させて多くの人に味わってもらいたい」と話す。