JA熊本市野菜選果施設で、大玉トマトの出荷が本格化した。「麗容」「麗妃」「かれん」「レオン」の4品種を関東、関西中心に出荷。11月下旬で日量約75トンを出荷する。最盛期の来年5月に約5000ケースまで増え、6月まで続く。総出荷量3200トン、販売金額10億円を目指す。
8、9月の高温と日照の影響で裂果が多発。収量は例年並みだが、裂果や黄化病などで出荷量が減っている。現在は気温が低くなったこともあり、回復傾向にある。
部会は38戸が約18ヘクタールで栽培。温度や栽培管理を徹底し、品質向上、生産拡大を目指す。市場と生産者の情報交換や圃場(ほじょう)視察も計画する。
営農指導員は「異常気象で栽培管理が難しい。環境の変化に対応し、安定した出荷量の増加を目指す」と話した。