JA菊池ゴボウ部会では、「菊池水田ごぼう」の冬物の出荷が始まった。本番前の12月上旬に菊池市で開いた査定会で、規格や日程を確認。年末年始の需要期に向けて収穫を進める。
冬ゴボウ出荷者は74戸で、栽培面積は88ヘクタール。12月は日量4000~5000ケース(1㌜2㌔)を見込む。3月中旬まで関東、中京、関西、九州に届ける。年内の出荷量は210トンで、今シーズンは700トンを目指す。
川口晃範部会長は「夏場の播種(はしゅ)時期の高温・干ばつによって初出荷が4日ほど遅れた。小ぶりだが品質は良い。部会員一丸となって、出荷前選別の徹底したい」と語った。
営農部の宮川翔指導員は「生育状況を確認しながら、年末年始に菊池水田ごぼうを手に取ってもらえるよう、生産者と市場をつなぎたい」と話す。