熊本の農畜産物

セロリ出来太鼓判 128㌧出荷見込む JA鹿本

2023.12.09
セロリをPRする生産者ら

 県内一のセロリ生産地であるJA鹿本で11月下旬、セロリの出荷が始まった。主に熊本、広島方面へ出荷し、3月下旬まで続く予定。本年度は1万2800ケース(約128トン、前年比128%)の出荷を見込む。

 収穫作業に汗を流す山鹿市の宮川章さん(53)は「葉から茎まで全部食べられる。サラダやピクルスはもちろん、スープや天ぷらもお薦め」と話した。

 JAセルリー部会は熊本市北区植木町のJA果樹選果場で目ならし会を開き、出荷基準を確認。部会は現在13戸で222アールを栽培。講習会や先進地研修を積極的に開き、高品質生産に努めている。生育を確認し、被覆のタイミングや養水分の管理、防除の適切な時期を助言する「アドバイザー巡回」を導入したことで、適正サイズ2Lの収量がアップし、生産者の所得増大に繋がった。

 JA営農指導課の佛田真生さんは「大きさ・味ともに上出来。ぜひ食べてほしい」と話した。