八代市の特産「晩白柚」の出荷が始まった。世界で一番重い柑橘類としてギネス世界記録に認定され、２０２３年１月に５.５㌔で記録を更新した。

　初日、八代市のＪＡやつしろ八代果実選果場に３人が加温栽培物１.７トンを持ち込んだ。階級ごとに選別と箱詰めした後、県内市場に出荷された。初出荷した「晩白柚」は、飾り用として店頭へ並ぶ。

　市果樹部会の福田清和部会長は「夏場の高温で栽培に苦労したが、台風の影響もなく順調に出荷を迎えられた。量も例年並を予定している。自慢の晩白柚を多くの人に食べてもらいたい」と語る。

　年内は贈答用を中心に、関東、関西、九州へ出荷。３月上旬までピーク時は同選果場から１日３７００玉を出荷する。選果場の稲田豊和さんは「傷もなく、食味も良くで糖度も高い。」と仕上がりを話した。ＪＡは全体で２０万個の出荷を予定する。