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アライグマ捕獲初確認 津奈木町 JAあしきた

2023.12.12
くくり罠に掛かったアライグマ

 津奈木町岩城地区の竹中地域で11月中旬、害獣捕獲用のくくり罠にアライグマが掛かっているのが発見された。津奈木町農林水産課によると、町内でアライグマの捕獲が報告された例は初めて。町猟友会は農作物被害が広がることを防ぐため今回の捕獲を機に、狩猟期間外でもアライグマを捕獲できるよう、JAを通して町へ有害鳥獣の指定申請をする予定だという。

 特定外来生物であるアライグマは日本全国に生息し、農作物全般に食害を及ぼす。タヌキに似ているが、長い尾にしま模様があるのが特徴だ。

 同課の坂口輝さんは「特に野菜への被害が懸念され、農地が荒らされることもある。繁殖力が非常に高いため速やかな対応が必要だ」と注意を呼び掛けた。

 捕獲した個体は頭部から尾の先まで全長74センチ。発見者は、くくり罠を設置した本山真吾さんで、柑橘を生産し、町内の猟友会にも所属する。午前8時頃、設置罠の見回り中に発見した。