
熊本市東区の農事組合法人秋津営農組合は11月上旬、大豆「フクユタカ」の収穫を始めた。台風もなく生育時の天候に恵まれ、昨年並みの1週間ほど早い収穫となった。コンバイン5台で65ヘクタールを刈り取った。
収穫した大豆はJA熊本市秋津カントリーエレベーターに持ち込み、農産物検査員の資格を持つJA職員が検査する。粒度別に袋詰めした大豆を重量や水分などを計量した後、袋ごとにサンプルをカルトンに取り、色や形、病害虫の有無などを丁寧に調べる。出荷した大豆はみそ、豆腐、納豆などに加工する。
担当職員は「ハスモンヨトウやカメムシが多発したが、適期防除で大きな被害もなく順調に収穫を迎えた。11月中に200トンの収穫量を見込む」と話す。

