熊本の農畜産物

「エースピーマン」出荷スタート JA熊本市

2023.11.28
「エースピーマン」を確認する生産者

 JA熊本市東部ピーマン部会で「エースピーマン」の出荷が始まった。11月下旬からコンテナ出荷も始まり、翌年5月に最盛期を迎える。出荷は翌年7月上旬まで続き、総出荷量300トン、販売金額1億5000万円を目指す。

 2023年産は朝夕の気温が高く、雨が少なかったことから生育が早まった。全体的に乾燥気味だが、病害虫の被害も少なく、品質は上々な仕上がり。

 県内で唯一「エースピーマン」を栽培する同部会は、15人の生産者が約4ヘクタールで栽培。全部会員が農薬を減らすために天敵を導入し、品質向上に努める。

 営農指導員は「順調な出荷スタートを切ることができた。寒さが増す今後は病害虫に気を付けて適期防除を呼び掛けたい」と話した。